LISグローバルスクール <ウィークエンドスクール> レポート

 

「エッシャー〜無限の宇宙〜」

2004・2・15

 

 

ウィークエンドスクールのアートコース第2回「エッシャー〜無限の宇宙〜」の様子を、いくつかの写真とコメントをまじえてご紹介します。

 

 

エッシャーのだまし絵

 

オランダ生まれの版画家エッシャーの作品を、まずはトロンプ・ルイユ(だまし絵)の特徴が強いものから見ていきました。下っているはずの水の流れが、いつの間にか上っている不思議な絵や、家の内側から掛けたハシゴが同じ家の外壁に掛かっている絵などを瞬きもせずにジーっと凝視し、矛盾している箇所に気が付くと「これやばいよ!」「ありえな〜い!」と驚きの声をあげていました。

 

おまけで、疲れた目の休ませ方のレクチャーもありました。

 

エッシャーくりかえしの模様

 

 

エッシャーのだまし絵を楽しんだ子どもたちは、エッシャー作品のもう一つの特徴であるくりかえしの模様を取り入れた作品を鑑賞し、算数番組のビデオでくりかえしの模様の作り方を学びました。

 

 

 

 

パズルのピースのように隙間なくかみ合う一つの形が、どこまでも繰り返しながら広がっていく様子をビデオでみた子どもたち。「すごーい」「むげんだ‥」と感想をこぼします。そうした原理でつくられたぬりえに挑戦し、ある子はカラフルにある子は規則正しい色の配列を‥と、よく個性がでていました。

 

 

エッシャーになってみよう!

 

 

いよいよ作品づくりです。ナビゲータと一緒にくりかえし模様のつくりかたを再確認したあと、まずは色紙を手にとり、自由な形にちょきちょきと切ってみます。底辺を上辺に、右の辺を左の辺に‥‥。何度か切ってみると、できあがった形のなかから、動物や家などの形が連想できてきました。

 

 

   

 

形と色を決めたら、さあお仕事です!あらかじめ型どりをしておいた厚紙を使って、同じ形の切抜きをどんどんつくり、台紙に向きと形をそろえて貼り付けていきます。焦って貼る場所を間違えると、「あれー!形が合わないー!」ということになります。そうです、色紙1枚はパズル1ピースのようなもの。慎重に作業を進めていました。

 

 

自分の作品を発表しよう!

 

 

 

自分の作品を掲げて、タイトルとモチーフを発表しました。限られた時間のなかでなかなか大変な作業でしたが、少し離れて作品を見てみると、より模様がはっきりと見えて、達成感と心地よい疲れ?を感じることができたのではないでしょうか。

 

 

*** 発行 ***

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