< 2003年度2学期後半号 >

 



〜木曜日の体育で平和の森公園へ〜

 

ーマで畑を見学し、公園では落ち葉を集め、

遠足で動物たちとふれあう‥‥。

のびのびと自然とふれあうLISの子どもたちは、

寒くなっても上着を脱いで、元気いっぱい走り回っています。

 

 

*** 目次 ***

「ごみ」・「食べるってなんだろう」

 

ごみ (全6回)

 

ごみはどのようにうまれ、どのように移り変わっていくのか。ごみのゆくえについて勉強しました。昔と今のくらしを勉強し、ごみを人がどのように扱っているのかを学びました。今後、ごみとの付き合い方を考えるテーマに発展させていきたいものです。

 

 

≪わたしの出すごみ≫

 

自分達の体験からごみのことを思い出してポストイットに書きました。それをどこから出たものか考えながらならべます。魚、葉っぱ、新聞紙、ラジオ・・・。

そもそもごみってなんだろう?人それぞれに違った答えが返ってくると思います。とても難しい問いかけですが、答えの裏には、その人の知識、ライフスタイルや考え方があるのでしょうね。

 

 

≪牛乳パックをつかった紙すき≫

 

江戸時代の人たちは、どんな物もごみにしませんでした。紙は特に貴重なもので、トイレでつかった紙も取っておいて、もういちど紙に作りかえたそうです。授業では子どもでも体験できる、紙すきをしました。思い思いに葉っぱを並べ、個性あるものができました。

 

≪クリーンセンター見学≫

スクールがある武蔵野市のクリーンセンターに見学にいきました。ふだんごみステーションにだしてしまったらおしまいの、ごみとのつきあい。そのあとごみはどのように処理されているか見てきました。

 ⇒⇒⇒ 

焼却炉の下の部分を小さな窓から覗き込んで見ました。中の温度を想像するだけで手がこげるような気持ちになった子もいました。

↑ ごみピットと、クレーンをあやつる仕事を見ました。ごみの中身にかたよりがでないように、まぜているのです。Y君はゲームセンターのUFOキャッチャーのようなクレーンに興味津々。「免許は何歳から取れるのですか?」と質問しました。

 

 

 

右の写真は、灰ピットを上から見たところです。Mさんは白く見える灰を熱そうだと感じたそうです。灰の温度は300度あります。

 

≪発表会で≫

 

 

「どこからどんなごみがでるか」を発表しやすく工夫して貼りなおし、分担して4人で発表しました。クリーンセンター見学のこともそれぞれ印象に残ったことを作文して紹介しました。

 

 

食べるってなんだろう (全6回)

 

食べ物があふれ包丁や火がなくても三度の食事が賄える今、あらためて生きるためにかかせない食を、さまざまな視点から考えていきました。日ごろなにげなく摂っている食事に目をむけられる芽を育みながら、今後もずっと食を好きになり興味を持ち続けられるようハンズオン(体感)学習を中心に進めていきました。

 

 

《「いただきます」は日本独特の言葉》

 

民族によって言葉、食べ物、体のつくり、文化が異なること、そしてそれぞれ異なっていいことを学習しました。

《あなたの命をいただいて、私の命につなぎます》命のつながりに、少しずつ気づき始めたみんなでした。

 

 

《舌は番人〜味覚と舌のしくみ〜》

 

なんで苦いの?すっぱいの?味は危険を知らせるサインです。鏡を見ながら「ボツボツがあるぞー」「溝がある」「なにかのどにぶらさがってるぞ」と、いろいろと発見。そして子どもたちは「舌は番人だね」と言いながら自分の舌に見惚れていました。

 

 

《食のお仕事》

 

らでぃっしゅぼーや株式会社の協力を得て、生産者の畑を訪問させていただきました。ふかふかの土を踏み「雪みたい!」と足跡を楽しみながら走る子、芋ほりで「ウーン!」と言いながらふんばった子。どろんこなんて気にしません。肥料作りでは、温度、手触り、匂い、色・・・体中を使って混ぜ込んでいました。農家の方の丁寧なお仕事を見て「おいしい野菜はどうやって作るんですか?」と質問をしたら「心をこめて作るんだよ」との答えにウンウンと子どもたちは納得してうなずいていました。

 

 

   
・・・子どもたちへのメッセージ・・・

「量はたくさんでなくていいから、自分が食べる野菜は自分で作る人になってほしい」

 

 

《食べ物の体への役割》

 

食べ物が通る口から肛門までの管の長さは自分の身長のおよそ7倍。体に必要な栄養をその管を通る間にとっていきます。食べ物にはそれぞれの役割があるんだね。

 

 

《一汁三菜》

 

食事の違いで、民族ごとに使う道具も習慣も違います。ナイフ、フォーク、スプーン、はし、手づかみ、それぞれの道具の発達を学び、実際に洋食の会食をしました。

一汁三菜は、昔から日本に伝わる献立の基本。お皿はどこに並べたらいいのかな? 献立と一緒に配膳も考えながら、一人ずつ一食分の献立を、味の変化、食感の違い、見た目、栄養のバランスなどこだわりをみせながらまとめて発表してくれました。

最後は、おいしく食事をとるにはどうしたらいいんだろう?という問いかけに、いろいろな考えを答えてくれました。おいしい記憶をたくさん身につけていってくださいね。

 

 

毎日の出来事の中からいくつかのシーンを取り上げて紹介します。

 

Christmas Song & Bells》(英語・音楽)

 

We wish you a Merry Christmas”と“Jingle Bells”の歌を英語の時間に練習しました。また音楽の時間にジングルベルの日本語の歌と鈴のリズムを練習しました。発表会ではそれぞれのかざりをつけた鈴をもって緊張しながら披露しました。

 

   

 

《新しい公園の落ち葉そうじ》(体育)


 

この秋、スクールの隣に新たに公園がオープンしました。そしてさっそく落ち葉の洗礼をうけてじゅうたんのように積もった落ち葉を、1時間半かけて掃除しました。熊手でかきかき、ちょっとした達成感を味わうことができました。

 

《掃除前   《掃除後

 

《センスオブワンダー2003秋冬》

 

センスオブワンダー(宿泊体験)が、子どもたちからの強い要望で秋冬版として行われました。今回はスパゲティーミートソースとサラダにマンゴープリンが付きました。自分たちの計画が、目の前のごちそうとして実現するという貴重な体験ができました。早くも次回が楽しみです。

 

 

《ウォーターキャッスル》(アート)

 

2学期前半のフラワーガーデンの色水を再利用して、シンデレラ城をモチーフにしたお城をつくりました。色の配置やライティングに子どもたちのセンスが光ります。

 

   

 

《あらかわ遊園》(遠足)

 

小さな遊園地があり、小さな川で水遊びができ、小さな動物たちとふれあえる、秋晴れのあらかわ遊園に遠足にでかけました。子どもたちにとってはちょうど良いスケールだったようで、とても楽しんでいました。

 

 

 

2003年度3学期号はテーマ「人体」とテーマ「地球」の紹介を予定しています。

 

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